毎度ありがとうございます。
イソー・インターナショナル安田です。
相変わらず新型コロナウイルスが猛威をふるっています。
先日の志村けんさんが亡くなったというニュースは衝撃的なもので、
どこか他人事のように思っていた新型コロナウイルスについて、
自分ごととしてとらえるきっかけになったという人は多いのではないでしょうか。
志村けんさんが亡くなってしまったことは非常に残念なことではありますが、
これをきっかけに一気に世間の予防意識が高まったのは間違いないでしょう。
さて、そんな新型コロナウイルスショックの真っ只中で、
日本のほこる最もくだらない、意味不明なイベントの日がやってきます。
4月1日。
そう、エイプリルフールです。
個人的な見解ですが、エイプリルフールほど無意味なイベントはありません。
あれ、何が面白いん?
無意味なだけならまだいいんですが、
けっこうトラブルの原因になったりするから厄介。
小学校中学校のとき、だいたい4月1日はクラスで2件くらいは、
いつもだったらしなくていいようなケンカが発生してましたよ。
そもそも、日本人にウソをつかせたらお世辞とタテマエしか出てこないですから。
ウィットに富んだステキなウソなんて、絶対出てきません。
古沢良太さんがじっくり時間かけて考えた映画「エイプリルフールズ」だって、
結局イマイチでしたからね。日本人には無理なんです。
まあそんなわけで、日本人はお世辞とタテマエ以外の嘘は下手なんです。
そんな日本人が、このコロナショックの中で、エイプリルフールを迎える。
これけっこう各方面で警戒されていることなんですが、
ネット上でのガセ情報の拡散が、非常に危惧されているんです。
すでにいろいろなガセ情報が出回っている状況ですから、
ここからさらに状況が悪化していくのではないかと。
監視する側としても、
これまでは大型掲示板やTwitterとか、Instagramくらいをケアしていればよかったのですが、
もうそろそろみんなLINE使ってますからね、
そこでのガセ情報もケアしなければならなくなっているのです。
しかもこのLINEでのガセ情報がやっかいで、
ガセ情報と気づかれず善意で拡散されてしまうケースが想定されるわけです。
かつて、「2ちゃんねる」の創始者であるひろゆき氏は、こう語っています。
「嘘は嘘であると見抜ける人でないと掲示板を利用するのは難しい」
掲示板っていうのは「2ちゃんねる」のことなんですが、
まあこれはネット全体のことを指していると考えていいでしょう。
ネット上にまだそんなに人がいなかったころ。
顔に見えない相手とやりとりするネット上の情報はウソが混ざっているのが当然であり、
騙されるヤツが悪い。
そんな雰囲気がありました。
当時は良かれと思ってなにか有益な情報を書き込んだとしても、すぐに
「ソースは?」
(情報源はどこ?ということ。転じて、その情報が正しいという証拠は?という意味)
などと聞かれ、なかなか信じてもらえなかったものです。
それくらい、ネット上の情報にはガセが多いということです。
こういう状況では、基本的にはまずテレビや新聞など、
マスコミの出す情報だけを信用するようにしましょう。
それ以外でいうなら、直接顔を見て話をした知人からの情報。
もちろんその人も騙されていてあなたも一緒にガセ情報を掴まされるケースもありますが、
その知人からあなたへの単純な悪意によるガセ情報のやりとりは生まれにくいので、
比較的安全度が高くなります。
そんなわけで、日本の忌まわしき悪習、魔のエイプリルフールを無事に乗り切るため、
騙されずに情報の取捨選択はしっかり行いましょうというお話でした。

